たまりば

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プロフィール
野口晃一
野口晃一
BizAsia(ビズエイジア)株式会社経営。
深夜特急に憧れてアジアを旅する学生時代。
香港の活気、ベナレスの混沌、アンコールワットの
静寂。。。そんなアジアが好きです。
中央大学を卒業後、カード会社で人事を11年間。
在職中に亜細亜大学大学院にてアジア人事のテーマで
論文を発表しMBAホルダーに。
日本酒フリーク。体育会系飲んべえ。1升は空けます。
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Posted by たまりば運営事務局 at

優秀な留学生を採用するには?part6

2012年04月16日

ようやく春らしい陽気に落ち着いてきましたね。
東京では桜も葉桜になり、新緑も見られるようになりました。
スポーツ、勉強、仕事と。
何をするにもいい季節ですね。

先日、とあるW大学大学院の留学生と
就職関係について、ブレインストーミングする機会がありました。
内容としては、日本の就職活動についてです。
実際、面白いな、と思う話がありましたので、ご紹介いたします。

まず、彼ら留学生が不思議に思うこと、
それは、なぜ日本人学生は一律に就職活動をするのか、
そして、なぜ、あれほど早い時期に行うのか。
ということでした。

実際、早い大学生は3年生の12月頃には内定を取得しています。
就職活動は3年生の夏ごろから行っている計算になることかと。
確かに、世界中を探しても、これだけ早い時期に自分の社会人としての
進路を決める国はないかと思います。
大学で何を学びたいか、というより大学はあくまでも就職のステップの様なものに
なってしまっている現状。確かに変です。
それなのに企業の面接では、
『大学時代力を入れたことは何か?』を聞いてきます。
論理的、物理的に考えても変は変ですよね。

本来大学で学んだことの集大成として、卒業論文を書きます。
4年生になる以前には、おそらくその集大成は出来上がっていないはずです。
結局企業側も、専門性で判断するというより、
ある程度、大学のブランドと、その人のキャラクターで採用しているのが現状です。
留学生が変に思うのもうなづけます。

事実、そのような早い時期に就職採用活動することで
企業と学生のミスマッチを更に助長させてしまっている要因でもあるのでしょうね。


今後東大が、グローバルスタンダードに合わせ、10月入学にするとのこと。
企業の採用活動も変わりざるを得なくなるのは必定です。
その採用活動が早くなるのか、それとも遅くなるのか。
個人的には遅くなることを希望しますが、
現実は、企業も優秀と思われる学生を囲い込みたい、
早くなってしまうことは必定なのでしょうね。
グローバル化を目指すつもりが、さらにドメスティックに。
悩ましい問題です。

  


  • Posted by 野口晃一 at 17:16Comments(0)