日本が観光立国になるためには? no.13

野口晃一

2015年05月30日 16:18

5月も間もなく終わり。
今日は東京では30度近くに。
ビールのおいしい季節になってきますね。

先日、とある大学のセミナーのお手伝いをさせて頂きました。
グローバル人材育成セミナーという内容です。

日本企業も日本だけでビジネスを完結することは
ほぼ不可能な時代。
モノを作る事もモノを売る事も、必ずと言っていいほど、
いろんな国が絡んできます。
そんな中、日本が、日本企業が国際競争に勝つためにも
グローバルに活躍する人材が必要。
その人材育成をどの様に行うべきか。
先進企業がどのような対応をしているのか。
そんな内容のセミナーです。

実際、様々な企業が様々な課題に直面しています。
まだまだ会社自体がグローバル化に対応できていない企業、
グローバル化の波につかりながらも、採用自体に困っている企業、
採用は何とかなるものの、定着率が悪い企業、
定着はすれど、まだまだ活躍できるような環境を整えられていない企業など。
温度差、段階差はあれど、課題の無い企業など無い状況です。

ひとことで括ってしまうと、
どの段階においても、結局、
『コミュニケーション不足』『発信不足』が原因なのかもしれません。

懇親会でとあることを
おっしゃっている企業人事の方がいらっしゃいました。
『日本人は言わずもがなが多すぎる』

正にそうなのかもしれません。
『言わなくてもわかってくれるだろう』
『言わなくても動くべきだ』

ある意味、阿吽の呼吸、空気を読むということは
日本の美徳だと考えます。
ただ、その美徳が通じない。
そんな環境もある事も事実。

まず何でも口に出してみることから
また、それがもとでいざこざになったとしても、
それはそれ、これはこれと割り切る考え方。
それが日本人には必要なのかな、
そう考えます。