起業するということ Part.4

野口晃一

2012年11月17日 12:38

11月。霜月。
なぜ、霜月か。
有力な語源は『霜が降る月』ということが有力らしいですね。
東京を中心に考えてはいけないのですが、
11月の平均気温からすると、霜はなかなか降りそうもないですね。
昔の気温はもっと低かったのでしょうね。

起業することをシリーズでお話をしてきました。
企業理念を立て、事業計画を作り。
次は実際の行動です。

まず、先にやらなければならないものは何か。
ヒト・モノ・カネ・情報集めです。
やはり、一番大事なものはヒトです。
ここを間違えてしまうと、取り返しのつかないことになります。
今回は起業時のヒトについて書いていきましょう。

自分も最初4人のメンバーで起業準備に入りました。
今振り返ってみると、起業時のメンバーというのは、
何はともあれ、ある程度、打たれ強い人間がいいと思います。
実際、起業時にはいろいろな意見の相違、対立もおきます。
計画を立てていても予測し得無い事、
またタスクの進捗が遅れることもあります。
そのことについて、人間どうしても言い訳や
メンバー同士、他人のせいにすることも出てきます。
そんな時、他人をリカバリー出来る、またドンと構えてられること、
そんな人が必ず必要です。
優秀だからといってメンバーにすると痛い目を見ることがあります。
メンバー選び、かなり大事です。
相性も必ずあります。

また、外部にも厳しく指摘をしてくれる人、
その上でサポートしてくれる人も必要です。
まわりの人はだいたい90%は冷めた目で見ています。
人の不幸は蜜の味、ではないですが、
そんな思いの方は、悲しいですが、多くいます。

起業の準備はかなり忙しいです。
忙しいと、人間得てして周りが見えなくなります。
通常であれば、見落とすことなど無い事も見落とします。
そんな時、冷静客観的に厳しく指摘をしてくれる人、
その上で、情報を与えてくれたり、陰ながら広告宣伝をしてくれる人。
そんな人を必ず得ておくべきです。
自分も振り返れば、かなり助けて頂きました。
そのアドバイスや支援が無ければ、今は無いと思っています。

繰り返しになりますが、
内部のメンバーは、かならず起業に向いている人
打たれ強い人を選んでください。
サラリーマンで優秀だったからといって、起業に向いているとは限りませんし、
専門性があるからと言ってその力を発揮してくれる、
また発揮させることが出来るとは限りません。

また、外部に必ず口うるさいくらいのサポーターを
必ず見つけて、支援を求めておいてください。
これは、会計士さんなどのサムライ業の方でもいいかもしれません。

人間完璧ではありません。
ひとりでは限界が来ます。
ただ、周りの支援次第では、それに近づくことが出来ると思います。

結局、商品サービスを作るのも人。
買ってくれるのも人。
大きくするのも人、小さくするのも人。
システム化するのも人、壊すのも人。。。

起業は、甘くありません。
サークル活動や友達ごっこではありません。
仕事が楽しくなるためには成功しなければなりません。
ヒト選びは慎重に行ってください。