たまりば

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野口晃一
野口晃一
BizAsia(ビズエイジア)株式会社経営。
深夜特急に憧れてアジアを旅する学生時代。
香港の活気、ベナレスの混沌、アンコールワットの
静寂。。。そんなアジアが好きです。
中央大学を卒業後、カード会社で人事を11年間。
在職中に亜細亜大学大学院にてアジア人事のテーマで
論文を発表しMBAホルダーに。
日本酒フリーク。体育会系飲んべえ。1升は空けます。
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『ガイコクジン』と仕事をするということ part.5

2013年08月10日

残暑お見舞い申し上げます。
立秋を過ぎたというのに、暑さ厳しい日が続きますね。
暑さ寒さも彼岸まで。
この言葉も通じなくなってしまうのでしょうか。
季節感は無くなってもらいたくないものです。

早速ですが、今回はパート5ということで、
面接についてみていきたいと思います。

弊社は基本的に一次面接は、メンバーにやって頂くことにしています。
人のふり見てわがふり直せ、ではないですが、
メンバーにやってもらうことにより、メンバーの成長も期待できるからです。
経営者の中には、すべて自分が、という方もいらっしゃいますが、
そこは人それぞれだと思います。

日本人とガイコクジンの面接の違い、
一番気をつけなければならないのは何か。
それは“コトバ”です。
実際、ガイコクジンにとって、日本人より必ず劣っているものは
コトバ、日本語です。
これは白日の理です。

大体ガイコクジン採用で失敗する企業は、
“日本語が出来る”=優秀
と捉えて採用を進める企業です。
これは99%間違いであると言っても過言ではありません。

日本語が上手いからといって、仕事が出来るわけではありません。
日本人でもそうですが、TOEICの点数が高いからといって、
仕事が出来るわけではありません。
その国に長くいれば、いやでも語学は上達しますし、
また、文学部や外国語学部に所属していたら
コトバについてアドバンテージがあるのは当たり前です。
そこは注意すべきです。

では、どのように面接をすべきか。
それは、事前に質問を先方に伝えておいてあげるべきだと思います。
しっかり準備をしてくる人間は、その質問に対して熟考し、準備してきます。
事前に準備をしっかりしてくる人間、それはそれなりの人間であり、
仕事をさせても同様に事前に準備をするでしょう。
もちろん、面接官がその国のコトバを多少知っておいてあげることも
必要かとは思います。

また、以前も言及したと思いますが、
将来の本人のビジョンを聞くことも非常に重要です。
実際、よく考え、行動している人間は、国籍問わず、
ビジョンがしっかりしています。
何がやりたいかよくわからない、おカネを稼ぐために
直前の仕事をこなしている人間は、所詮おカネで動きます。
それが、転職等ならまだしも、汚職などしたらば、目も当てられません。

しっかり本人のビジョンを確認しつつ、
自分の所属する会社の方向性と合っているか、
また合わせることができるかをしっかり見極め、
ミスマッチ、採用費用の無駄使いにならない様にすべきかと存じます。

あと、みつごの魂100まで、ではないですが、
ある程度、人間の根底にあるもの、
遅刻癖があるとか、虚言癖があるとかそのあたりは
早々にかわりません。
日本人はどちらかというと、欠点を直すように教育されていますので
ある程度改善の余地はありますが、
ガイコクジン、特に中国人は長所を伸ばすよう育てられている傾向があります。
そのため、短所は何度言っても治りづらい傾向にあります。
組織的に短所をフォローできるシステムがある企業は、
何とかなる部分はありますが、従業員数が少なくその人に依存する業務が
多い企業であれば、いくら長所が素晴らしくても採用すべきではないと考えます。
会社によるとは思いますが、十分に注意すべきです。

会社も人も十人十色。
正解はないかと思いますが、
日本人との違いをよくよく理解したうえで
面接をし、その中で実際自分の会社で働ける人間を選ぶべきかと
思います。
これからますます国際化は進みます。
人は石垣人は城。
会社は人により成長もしますし衰退もします。
いい人材、しっかり採用していきましょう。




  • Posted by 野口晃一 at 13:49│Comments(0)
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