たまりば

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プロフィール
野口晃一
野口晃一
BizAsia(ビズエイジア)株式会社経営。
深夜特急に憧れてアジアを旅する学生時代。
香港の活気、ベナレスの混沌、アンコールワットの
静寂。。。そんなアジアが好きです。
中央大学を卒業後、カード会社で人事を11年間。
在職中に亜細亜大学大学院にてアジア人事のテーマで
論文を発表しMBAホルダーに。
日本酒フリーク。体育会系飲んべえ。1升は空けます。
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Posted by たまりば運営事務局 at

起業するということpart.2

2012年07月26日

もう夏真っ盛り。
毎日毎日溶ける様な暑さですね。
それに今週末から、もうオリンピックが始まるとか。
是非、日本勢、メダルを期待もしますが、
何より、感動に残る戦いをしていただきたいものですね。

早速ですが、前回の引き続きということで、
起業について、書いていきたいと思います。
その中でも、自分としては、一番大事だと認識をしている
『企業理念』について今回は書いていきたいと思います。

『企業理念』とは、一般的に簡単に言うと
起業がこうありたい、こういう道筋で進んでいきたい、
という深い想い、考えです。
人間に置き換えれば、簡単だと思います。
こう生きたい、という生き様、生き方に近いものです。

必ず組織には色があり、特色があると思います。
それを作り出すのも企業理念だと、私は考えています。

起業前、自分は企業の人事を10数年間担当をさせて頂いていました。
人事という仕事は、一般的には採用や労務、研修が仕事としてあります。
そのルーチン的な仕事以外にも、将来を見据えた、
企画的な会社の人員構成を考えたりする仕事もあります。
その人員構成を考える仕事が、
起業の大きなきっかけになりました。

年々の人員構成を見ていると、高齢化していく企業の姿、
若手の採用は押さえ先細りになる反面、
企業年金を受給する方が倍々ゲームの様に増えていく姿、
要は支える側が減り、支えられる側が増えていく構造を見て、
これが、一企業だけでなく、日本全体の縮図であることを非常に痛感していました。

解決策としてはどうするか。
本来であれば、採用を増やし、既得権益者を支える形が一番望ましいと考えます。
ただ、実際企業は利益を出さねば、採用もできません。
結果的に、既得権益者を減らすという方法になってしまうのです。
もちろん、そこには軋轢も生まれます。

でも、それをせねば、その既得権益者が年々増える構造を止めねば、
若手が稼いだ収益を受給者に回すという、
若手からすれば、搾取され続ける形になり、給料を上げられないばかりか、
採用すらできない状況になるのです。
夢も希望もありません。

既得権益者も、別に本人たちが悪いわけではない。
活躍の場があれば、十分に働ける方もたくさんいらっしゃるのも事実です。
でも、高くなってしまった給料、将来の年金原資を考えれば、
給料を減らしていただくか、早々に止めて頂くしかないのです。
これも、夢も希望もありません。

企業は成長し続けなければならない。
そう言われる所以がここにあります。
成長しなければ、給与も上げられませんし、採用も出来ないのです。
そんなジレンマが2003年ごろからずっと自分の中にありました。
ただ、その時にいた企業の方向性は縮小。。。
それは、日本市場を考えても致し方ないことであったと思います。

そこで、自分の目が向いたのは、アジア、でした。
まだ、平均年齢は若い。その上、人口ピラミッドはしっかりしており、
まだまだまだ、既得権者が少ない。
その上、成長の余地は大いにある。
日本人の若い人も高齢者も、活躍できる場所がある。
ある意味、大きな解決策だと、若いながらに思った覚えがあります。

その後、紆余曲折はあったものの、
アジアの経営、経済を学ぶため、大学院に通い、
更にその思いは確信へと変わり、
自分で起業するに至りました。

その思いこそが、
弊社の企業理念である
『アジアビジネスをサポートする』。
アジアに進出、活躍する企業、人をサポートしたい。

今は、まさに、
語学、留学あっせん、留学生の採用就職支援を通じて
アジアビジネスをサポートしています。
この思いがあるからこそ自分のみならず組織もブレないでいられます。
また、その企業理念を知って頂いたお客様やお取引先と
連携もすることが出来ます。
企業理念はある意味、人をつなぎとめるものです。
これからも、この理念のもとビズエイジアを続けたいと考えています。

次回は、起業をする前の事業計画について書いていきたいと思います。

  


  • Posted by 野口晃一 at 16:00Comments(0)