たまりば

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プロフィール
野口晃一
野口晃一
BizAsia(ビズエイジア)株式会社経営。
深夜特急に憧れてアジアを旅する学生時代。
香港の活気、ベナレスの混沌、アンコールワットの
静寂。。。そんなアジアが好きです。
中央大学を卒業後、カード会社で人事を11年間。
在職中に亜細亜大学大学院にてアジア人事のテーマで
論文を発表しMBAホルダーに。
日本酒フリーク。体育会系飲んべえ。1升は空けます。
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Posted by たまりば運営事務局 at

優秀な留学生を採用するには?part.4

2012年01月09日

あけましておめでとうございます。
今年はドラゴンイヤー、オリンピックイヤー。
景気が良くなると言われている年です。
イベントごとがあると、やはり活気づくもの。
ただ、反面、今日のニュースで、昨年貿易赤字に転落したとの記事。
復興、円高、燃料高騰、TPP。。。
いずれにせよ、ピンチもチャンスにするために、
事前に策は打っておきたいものですね。

前回、留学生にもいろんな形態があることをお話しました。
一概に留学生と言っても、
・勉強目的
・キャリア形成
・出稼ぎ
・交換留学
など様々です。
留学生を企業のブレインとして採用するには
充分意識しておかねばなりません。
単純に、日本語が上手いから、といって採用をしてしまうと、
実際、地頭が悪く、機能しなかったということは多々聞く話です。

勿論、人間は学歴がすべてではありません。
ここでの話は、繰り返しになりますが、
あくまでも学歴で見た場合に限った話、そして一般的な話として
捉えてください。

まず、おススメなのは、
交換留学生で日本に来られた留学生でしょう。
実際、本国で優秀だからこそ、交換留学生に選ばれ、
もちろんのこと地頭が良く、
そして、年齢的にも若くまだまだ頭が柔らかい方が多いです。
ただ、現在、日本の大学は多くの留学生を受け入れてます。
本国で優秀と言われる学校の生徒が、
日本で無名の大学に交換留学されていたり、
逆に、本国で無名の大学の生徒が
日本で優秀と言われる大学へ交換留学されている
ケースもあります。
本国の大学も十分にチェックする必要があります。

そのケース同様におススメなのは、
本国の優秀大学を出て、その後日本の優秀大学・大学院に来ているケースです。
双方の国で優秀な大学を出るということはそれなりに
勉強熱心でなければかないません。
それに、何を学びたいかが明確な方が多いので、
非常に専門分野が高いケースが多いです。
ただ、難点なのは多少、社会人経験をする年齢が、
遅れるということでしょうか。

また、本国の高校から日本の大学に入るケースも
おススメです。
実際、自分に置き換えて考えれば、
高校生の時に海外で学ぼうという志を持てたか、
というと持てなかった、また視野になかったと思います。
また、日本に高校のころから、
期待して留学に来てくれるということは
日本に対する感情も非常に好意的なケースが多い。
このパターンは、その家族も日本に好意的で裕福な家庭が多いのが
特徴です。

あくまでも学歴の観点から、留学生を見てきました。
繰り返しになりますが、あくまでも学歴は一要素。
最終的には、人柄や適性など総合的に見る必要があります。
そこは、日本人を採用するのと変わらないかと思います。

よく、グローバル化を目指して、新卒に外国人を取った、
なんて記事が踊ることがあります。
ですが、真の国際化とは、上、経営陣が変わってナンボです。
経営陣が、海外に行ったことない、コミュニケーションが取れないでは、
何をやっても変わりません。
優秀な留学生を採用しても辞めてしまう、育成できない、
それは、上がドメスティックでは当たり前です。

これから、日本の消費は人口減に伴い、
否が応でも下がっていきます。
自分が、新卒だった15年前は、
関西圏には関西人がいい、とか、
沖縄には鹿児島県人を赴任させてはならない、
なんて話がありました。
確かに、そのマーケットに適した配置というものが少なからずあります。
同様に市場の拡大を考えるのであれば、
人材も多様化を進めていかなければなりません。
そのためにも、会社・社会全体で国際化、多様化を図らねばなりません。

日本も乗り遅れないようにしたいものですね。

  


  • Posted by 野口晃一 at 17:01Comments(0)